TAB譜の特殊記号について
TAB譜とは、弦楽器のギター・ベース等に使われる譜面です。
通常、上に五線譜、下にTAB譜がついています。
現在のギター用の譜面では、ほぼ間違いなくTAB譜が付いています。
もちろん、五線譜だけで譜面を読む事も可能なのですが、ギターを初めて間もない方には、
このTAB譜という便利な譜面を使うと、より楽しくギターが弾けるでしょう。
通常の五線譜、譜面の読み方についてはこちらから
1、ブリッジミュート(mute)
ブリッジの上にピックを持った手の小指側の手の平、もしくは小指側の側面を乗せた状態で弦を弾き、こもった感じの音を出します。
2、ハンマリング(H)
弦を弾いた直後にフレットを叩いて音を出す奏法。前の音と滑らかに音を繋げる時に使います。
3、プリング(P)
同一弦上で、2音以上続けて同じ音を出す際に、2音目以降の音を最初の音を出す時に押さえた指を引っ掛けて出す奏法。ハンマリングと同様で音を滑らかに繋げるときに使います。
最初の音をピッキングして音を鳴らし、次の音は弦を滑らせて鳴らします。
任意の場所をピッキングして、ある音に向かって弦を滑らせて弾く奏法。または音の終わりを任意の場所に滑らせて消して処理をする奏法。
音を鳴らすときにピックを持つ親指の外側の側面を弦に当てると同時に弦を弾く。低音弦が鳴りやすい。ポジションによって音が出やすい場所、出にくい場所がある。
7、ナチュラルハーモニクス(◇、N.H)
指を軽くフレットバーの上におきピッキングしたと同時に指を弦から話す。
「ポーン」という音が出る。音が出やすい場所・出にくい場所などがある。
アクセントが欲しい時、音に勢いが欲しいとき等、目的の弦に向かって他の弦も一緒にピッキングをする奏法。
同じ音をオルタネイトピッキングで出来るだけ早く引き続ける奏法。
ピックを弦の間に挟んで滑らせる奏法。効果音的な要素がある。
11、ライトハンド(R.H)
別名、タッピングとも呼ばれる事がある。右手の指を使ってフレットをハンマリング/プリングする奏法。
12、トリル
できるだけ早く細かいハンマリング/プリングを行う奏法。
13、ビブラート(Vib)
弦を揺らして細かい音程差を作り音に表情をつけると同時にサステインも得ることが出来る。演歌のこぶしに似ている。
14、ブラッシング(X)
主にバッキング等で、弦に軽く指を乗せた状態で弾きパーカッシブな音を出す演奏奏法。
チョーキング
弦を上にもしくは下に引っ張り音程を上げる奏法のこと、譜面上では“C”または“cho”と記譜される。
“C”もしくは“cho”
チョーキングの記号で、1音分(2フレット分)先の音まで弦を上げる。もしくは下げて音を鳴らします。
HC
ハーフチョーキングまたは半音チョーキングと呼びます。半音(1f分)先の音程になるまで弦を上げる、または下げて音を出します。
1H.C
1音半チョーキングと読みます。(※ワンハーフチョーキングとも呼ぶ)名前の通り音を1音半(3フレット先の音)まで弦を上げて音を鳴らします。
2.C
2音チョーキング、滅多に出てきませんが、音を2音分(4f先の音まで上げます)効果音的につかう要素も大きいです。
Q.C
クォーターチョーキング。名前の通り、1/4音上げます。厳密に1/4ではなくその位のニュアンス、または色付けといった感じで演奏をします。
ユニゾンチョーキング
2本の弦を鳴らし片方の弦をチョーキングして2音ともに同じ音程にします。
複数の弦を同時にチョーキングします。
チョークダウン
チョーキングをした状態で音を鳴らし、元の音まで弦を下げます。
・“D”・・・ 1音分(2フレット分)
・“H.D.”・・半音分(1フレット分)
・“1H.D”・・1音半分(3フレット分)
・“2CD”・・・2音分(4フレット分)
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当教室のレッスンでは、エレキギター・アコースティックギター問わず
初心者の方には、TAB譜と五線譜を交えながら、無理なくレッスンを行います。
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