音部記号と拍子記号
音部記号
譜面の左側に色々と記号が付いていますね。
まず一番左側についているト音記号・ヘ音記号の音部記号、
そして#/bの調号、拍子記号が表記されています。
<ト音記号>
ト音記号は記号の真ん中の丸が、日本語の“ト”の音(ソ、もしくはG音)を指してくださいね。という意味です。
<ヘ音記号>
ヘ音記号も同様に、記号の2つの点の間の音が日本語の“ヘ”の音(ファ、もしくはF音)を指してくださいね。という意味です
なので、記号全体がそれぞれ1線ずつずれていたら。。。。
そうです。“ドの位置が変わり、下の図の様になります。
<小ヴァイオリン記号>
これは、“小バイオリン記号”と呼ばれるもので、バロック時代(バッハとかが活躍していた時代)に使われていましたが、現在、ほとんど使われる事はありません。私も見た事はありません。
<ハ音記号>
ヴィオラ、テナートロンボーン、チェロ等で使われる記号で、“ハ音記号”という物があります。
このハ音記号の読み方ですが、記号の2つあるCの真ん中の第3線が”ハ”の音(ド・C)にしてくださいね。
という意味です。
上記のハ音記号では、”アルト記号”と呼ばれヴィオラ等で使われます。
また、このハ音記号を上にずらした“テノール記号”という物もあります。
テノール記号は、オーケストラでの”テナートロンボーン”や、”チェロ”、”コントラバス”
の高音部に使われる事があります。
ギター・ベース等の世界ではあまり見る事はありません。
実際は、ハ音記号を使う楽器奏者と作曲家・編曲家くらいでしょう。
ト音記号、ヘ音記号に慣れているとあまり馴染みがないかもしれませんが、
まずは、こんな物もあるんだ。程度で覚えておきましょう。
拍子記号
拍の連なりを記号にしたものです。
分母に基準となる拍の音価、分子に拍数が表記されます。
上記だと最初の小節は4分音符が4つ入って4/4拍子
2小節目は4分音符が3つ入っているので3/4拍子
3小節目は8分音符が5つで5/8拍子
最後は4分音符2つで2/4拍子となります。
4/4拍子については、下図の様に、”C”という記載方法もあります。