スライドテクニック(slide)
“スライド”というテクニック、
これもギターの基本的なテクニックの一つです。
譜面上では、“S”の文字で表していますね。
ある一つの音を出す時に違う音から音を滑らせて鳴らすテクニックです。
2つ以上の音を通常のピッキングで、弦を弾くよりも音が滑らかに繋がる事ができます。
同じ弦の上で、2つ以上の音を連続に弾く際に使うテクニックの一つで、
最初の音をピッキングして、次の音(フレット)まで指を滑らせて鳴らすテクニックですね。
スライドの演奏のコツ1
スライド演奏のコツは弦を押さえる力の入れ具合です。
まず弦を滑らせる時のコツは力を入れすぎない!
という事ですね。無用な力が入ると指が滑りにくくなります。
下の写真を見てみましょう。
上の画像では“左側”がスライドを行う前、“右側”がスライド後です。
12fから13fに薬指が移動しているのですが、どこがポイントか分かりますでしょうか?
写真のポイントは親指の位置にあります。
親指の位置が動いていないですね。
短い距離をスライドさせる時には手全体を使わずに指だけでスライドをさせます。
こうする事によって無駄な力が入らなくて良いんですね。
もちろん長い距離(3fから16f)等の場合は手全体をスライドさせる必要があります。
そして、必要最低限の力で弦を抑える
“脱力を行う!”
という事が、スライドを使って綺麗な音を鳴らすポイントになります。
スライドの演奏のコツ2
もう一つ、スライドを行う上でのコツがあります。
“スライド後の音(手の状態)をイメージをする”
という事があります。
まずは、上の画像を見てみましょう。
1弦の13fから15fに薬指を使ってスライドをしています。
こちらも親指の位置は当然変わりません。
スライドを行う前の左側の画像ですが、なんだか指が窮屈なイメージがしませんか?
スライド後の手の状態をなるべく、普通にピッキングして弾く状態にする様にします。
すると、スライドを行う前の指は少し窮屈な感じになるはずですね。
これが“スライド後の音(手の状態)をイメージする”
という事です。
割と無意識にやる場合が多いですが、
慣れない最初の内は少しだけ意識してあげてみましょう。
スライドの演奏効果
スライドを使った演奏効果は、滑らかに音を繋ぐことが出来る為、
アタック音のない音を出す事ができます。
これにより、ピッキングで弾く場合とスライド等を組み合わせて、
よりエモーショナルなフレーズを弾く事ができますね。
また、ギターソロだけでなく、コードバッキング等でも使う事ができます。
あるコードを出す為に1f上もしくは下からコードを滑らせて鳴らす事もできますね。
是非、ギターの基本テクニック“スライド”をマスターしてみると
演奏の幅が広がっていきますね。
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