アンプの種類
エレキギターを弾く時には必要になるアンプですが、色々と種類があります。
楽器屋さんに行っても沢山あり、どれが自分にあっているのか?迷ってしまいます。
幾つか代表的なアンプをご紹介いたします。
ちなみに、家で弾く為のアンプであれば、コンボタイプで15Wくらいのものが良いでしょう。
それ以上のワット数だと音量が大きすぎてしまいます。
アンプのタイプ
ヘッドとスピーカーキャビネットが分かれているタイプです。ヘッド部分で音を作り、下のキャビネットから音を鳴らします。それぞれ単体では音はなりません。中には3段積みなんて物もある大型アンプです。自宅では防音スタジオがあるという人でない限り、鳴らせないですね。
<コンボアンプ>
スタックアンプのヘッド部分とキャビネットが一体になったアンプです。
持ち運びが楽になります。15ワット位の物もあるので、自宅練習にはもってこいのアンプです。中には100ワット以上のライブ等で使う大型の物もあります。
<ハイブリッドアンプ>
プリ・アンプ部分に「真空管」パワー・アンプ部分に「トランジスタ」を使った、アンプです。また、その逆のアンプもあります。
<モデリングアンプ>
現在のデジタル技術で、往年の名機と呼ばれる各アンプの音色をシュミレートとしたアンプです。アンプの種類の他、エフェクターや、準備された音色も入っているのですぐにでも良い音で鳴らす事ができます。
<小型真空管アンプ>
通常の真空管アンプでは値段も高く、出力も大きいという事から最近では小型の真空管アンプが販売されています。値段も手ごろで、小出力の真空管の音を自宅で出す事ができます。フルチューブなら~5Wもあれば十分です。但しキャビネットがないと鳴りません。
アンプの種類
真空管アンプ(チューブアンプ)
真空管に大量の電気信号を送り、故意に入力過多にさせて音を歪ませる。その時の真空管特有の暖かくまろやかな音色が心地よく、多くのギタリストに好まれて使われています。
しかし、「多くの有名ギタリストが使用しているから、真空管アンプは良いアンプ」と思われている事も事実です。
その為、真空管アンプとトランジスタアンプ、どっちが良い?なんて議論になったりします。欠点は、真空官が消耗品なので寿命もあり交換する必要性も出てきます。また、重量もあり、デリケートな部分でもある為、取り扱いに注意が必要になります。
トランジスタ・アンプ(ソリッドステート)
電気信号をトランジスタで増幅させて鳴らすアンプです。真空官に比べると壊れにくく、消費電力も小さい。などの特徴があります。
多くのプロは真空管アンプを選ぶのですが、トランジスタアンプのローランドのJC(ジャズコーラス)は名機と呼ばれ、数多くのプロギタリストも使用しています。また、どこのリハーサルスタジオにいっても大抵は置いてあったりします。音色は、真空官のような暖かい音というよりは、どこかキレのある音といった感じでしょうか。
最近では、チューナー・エフェクター等も搭載したアンプが数多く発売されています。
ワット数について
アンプには必ずワット数が書いてあります。このワット数が大きくなればなるほど、大音量で鳴らす事が可能です。しかし、家で1人で練習する時には15ワット程度のもので十分な音量を稼ぐ事ができます。家庭用であれば
15ワット~30Wぐらいあれば十分でしょう。
またライブ等で使用する場合には、会場規模などにもよりますが、40W~100W位のものを選ぶと良いです。
有名アンプメーカー
色々のアンプメーカがありますが、ここでは代表的名メーカーを紹介いたします。
<Marshall>
ロックギターのアンプといったら「Marshall」という位に有名です。ギンギンに歪んだディストーションや、ヴィンテージのクリーントーンも良い感じです。山口県にマーシャル公認の博物館があります(笑)
<Fender>
フェンダー系のアンプの魅力はなんといってもクリーントーン・クランチサウンドでしょう。ピッキングニュアンスが綺麗になってくれます。ブルース・ジャズ系などのミュージシャンに良く使われています。綺麗にかかるリバーヴも特徴ですね。
トランジスタアンプの名機といっていいJC(ジャズコーラス)を販売しています。
このアンプは大抵どこのスタジオにも置いてあります。また、電池駆動式のストリートミュージシャン向けのアンプ等もあります。
<Orange>
1968年に設立された英国のアンプメーカーです。この個性的で独特なポップなデザインが特徴的ですね。
ハンドメイドアンプ
市販されているアンプではなく、それぞれの好みにあったアンプを作る事も可能です。
音の理解・アンプの構造を理解していないと難しいでしょう。また、世界にはアンプ職人もいます。有名な職人だと
ハワード・ダンブル氏でしょうか。
彼の作ったアンプはオークションで800万円等という高額で取引されたりしています。
また、アンプに接続するギターの種類はこちらからどうぞ
エレキギターの種類はこちらから