ハンマリングとプリングオフ
ギターの基礎テクニックの一つです。
このテクニックでは音を滑らかに繋げたい時に使います。譜面上では、右の図の様に記されます。
このハンマリング/プリングは、最初の音をピッキングして続く音をピッキングせずに音を鳴らします。
それではハンマリング/プリングどの様なテクニックなのか?
それぞれを解説していきましょう。
ハンマリングオンについて
譜面上では下の様に記されます。
“H”・・・・ハンマリング(たたいて音を鳴らす)
“H”で繋がる2音目以降の音を、指を“ハンマー”の様にして、
フレットを叩いて音を鳴らします。
プリングオフについて
譜面では下の様に記されます。
“P”・・・・プリングオフ(引っ掻いて音を鳴らす)
2音以上繋がる音を弾く際、“P”で繋がる後ろの音を先に押さえ、
最初の音を弾いた後、指を“引っ掻く”様にして音をならします。
上の譜面の場合、“P”で繋がる“3弦5f”を押さえておき、“7f”、をピッキングした後、指を“引っ掻く”様にして続く“5f”の音を出します。
ハンマリングとプリングの音の特徴
両方とも最初の音だけピッキングして、続く音はピッキングをしないで音を鳴らす。
という事が特徴ですね。
これにより、音を滑らか(レガート)に繋ぐことができるという特徴の奏法ですね。
、、とここまでは、よくある教則本のお話です。
ハンマリングとプリングの効果
さらに、この2つのテクニックを使って音をレガートにすると
「どんな効果があるのか?」
という事を知っておくと良いでしょう。
ハンマリング、プリングを使うと、ピッキングのアタック感が無くなります。
これにより、ピッキングをする時よりも、ハッキリとしたビート感がなくなります。
よってハンマリング/プリングオフのテクニックには、
わざと「ビート感を失くしたいときに使う!!」
という方法がありますね。
また、“Rubart”(ルバート)演奏などを行う時には向いていますね。
色々なミュージシャンが使っています。
※Rubart・・・テンポを無くして弾く演奏方法の事。
自分の好きなギタリストが、どんな時にこれらのテクニックを使っているのか?
等を知ると、よりテクニックの使い方が分かってきますね。
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